第二日目 6月5日 ローマ~チボリ 自転車 チボリ~アヴェッツァーノ 電車
ボーダフォンショップを探すなんて、ローマでなら簡単なことと思ったが、これが難関でただうろうろしててもダメだと思って、ナビでボーダフォンショップを検索したところ現在地に近いところを目的地にして、行ってみたらもう店がなくなって、別の携帯”3”の店になっている。取りあえず壊れているwifiルーターを見せると別のルーターについているSIMカードをつけてスイッチを入れてみる。あっけなくつながるのだ。要するにルーターの機器は3Gならどこのものでも受け入れるのだ。それならプリペイドのSIMカードを付ければいい、ということで10ギガのものをつけてwifiルーターは復活した、といいたいところだが店ではiPhoneが動いたのに、駅などでやっても動かない。wifiルーターの画面表示は電波を受けているのだが、今度はそこから先がダメなのだ。
wifiルーターが動いたらホテルの予約をしようと思っていたが、それが無理なので今日は飛び込みを覚悟する。
チボリ街道というのでしょうか |
チボリの手前のマクドナルドで早い昼飯。チボリには最後に200メートル位の登りがあるのだが、途中一部は押したが、辿り着いたチボリは予想以上の街でした。
本格的な滝が流れている。この右手にも多数の滝がある |
まず写真で見ていただくと、街並みではなく街の景観がとんでもない仕掛けになっています。結構大きな滝が落差30メートルくらいで流れ落ちています。ほかにも小さな滝が流れ落ちています。それを反対側から見ているのですが、なんとその上に別荘のような建物が建っています。チボリの景観を絵にしたものを東京でも見たことがあります。こんな景観がローマから30キロくらいしか離れていないところにあるのかと思ったのですが、現在に至るまであるんですね。この町の歴史を辿ると紀元前にまで遡るのですが、何といってもハドリアヌス帝の別荘であった(世界遺産)ところとして有名ですが、たとえばコペンハーゲンのチボリ公園、今もあるのかどうか知りませんがこれを真似た倉敷チボリ公園、元はこの街にあったのですね。
そしてチボリの街並みを見てまたびっくりです。街路の舗装は黒いピンコロ石ですが、道路線形と斜めになるように敷かれています。地味なのですがこれが街並みとマッチしています。建物も普通のようですが、細かなところはきちんとデザインされています。そして私の頭の中では、街並み空間形成係数が2とか3を点滅させています。チボリの街並みは広がりがあります。サンレモのピーニャ地区よりも規模は大きいかもしれません。そしてそこに住んでいる人々が見られる街並みを意識しています。考え過ぎかもしれませんが、洗濯物の干し方にそれを見たのですが、絵になっているのです。
クルマがなければいいのですが |
黒御影ピンコロ舗装が効果的 |
チボリから今夜の宿泊予定地Avezzanoまでは鉄道移動。距離は68キロ。Avezzanoは標高700メートルで回りは高い山に囲まれていて盆地状になっている。街自体は歴史を感じさせるものは殆どなく、まちなかの街路もグリッドパターンで幅員があるので並木が美しい。路地状の道路はまったくといっていいほどない。駅前にあるホテルは最近閉鎖されたもので、町中を走り回ってもホテルは1軒しか見つからなかった。ここに泊まれないと又鉄道に乗って探さなければならないのだが、ネットが使えないので直接交渉しかない。朝食付き60ユーロで話を付け、直ちにシャワーを浴びて洗濯をする。
本日の走行距離 47キロ
本日の鉄道移動距離 68キロ
<本日のホテル>
Avezzano
Hotel Valino ☆ ☆ ☆ ☆
1泊朝食付き 60ユーロ
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