第八日 6月11日 アルベロベッロからマルティナ・フランカ経由チステルニーノまで
今日はチステルニーノまでなので、チャリユキだけで鉄道は使わない。途中の街で街並みハンティングするつもり。チステルニーノについては日本におけるイタリア建築研究の第一人者である法政大学の陣内秀信教授が推薦する街並みがでありこれを検証することが中心になる。
アルベロベッロを出ても、トゥルッリが目につく。街並みを形成するところまで行かないが、この地域においてトゥルッリがバナキュラーな建築であり、観光目的でなく機能的にも必要とされていることがわかる。たまたま通りかかったときに、その家の主人らしきが石灰岩を溶かしたもので壁を塗っていた。トゥルッリの特徴的なとんがり帽子状の石積みの上から白く塗ることによって、白いとんがり帽子になったトゥルッリも散見される。トゥルッリはこの日に寄ったマルティナ・フランカやチステルニーノの市内でなく、郊外の農村地区でも見られました。プーリア州のかなりの部分、アルベロベッロを中心に半径20キロ位の範囲に広がっているのではないかと推測される。
道路脇のトゥルッリ群 真ん中左にいる男性が塗っている |
マルテイナ・フランカはアルベロベッロから南東に15キロくらいのところにある丘状の都市で、標高は400メートルを超えているが、割合すんなり登れたのでそんなに高いと思わなかった。その歴史地区全体に街並みが形成されていました。主に住居用途の地区なのに、舗装も地区内でバリエーションがあったり、建物も白い壁が目立ち、南イタリアの街並みだと実感させるものがあります。これは当たりの街並みハンティングでした。
チステルニーノはマルテイナ・フランカの北東約10キロの所に位置しており、マルテイナ・フランカと同じように丘の上に市街地が広がっている。標高は390メートルとマルテイナ・フランカと同じくらいである。どちらの都市も下界を睥睨できるが、フリードリヒⅡ世の眼鏡にかなわないのはアドリア海まで見渡せないことか。
白っぽい色合いが明るくていい |
左手の建物はちょっと異色で舗装も黒 |
チステルニーノはマルテイナ・フランカの北東約10キロの所に位置しており、マルテイナ・フランカと同じように丘の上に市街地が広がっている。標高は390メートルとマルテイナ・フランカと同じくらいである。どちらの都市も下界を睥睨できるが、フリードリヒⅡ世の眼鏡にかなわないのはアドリア海まで見渡せないことか。
さてチステルニーノの街並みであるが、建物が装飾的で凝ったものが多い、チステルニーノが豊かな時代につくられた街並みであることがわかる。建物の存在感に陣内先生が押す意味もわかるようである。
本日の走行距離 38キロ
並木と建物のバランスがいい |
結構凝った街並みである |
こういうニッチの空間がいい雰囲気を生む |
本日の走行距離 38キロ
本日の鉄道移動距離 0キロ
<本日のホテル>
チステルニーノ
Hotel Felco D’oro ☆ ☆ ☆
40ユーロ
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