第十二日 6月15日 レッジオ ディ カラブリオからメッシーナ(シチリア島)まで快速艇、メッシーナからタオルミナまでチャリ走行
レッジオ ディ カラブリオに関しては今朝改めて海岸線に沿って走ってみた結果、なかなかの街並みも見つかったので、ここに掲載します。昨日見たものは都市の裏の部分で、今日の街並みは表の部分かもしれません。
朝の目抜き通り |
海沿いの遊歩道 |
今朝は日曜日でこちらの時間の午前九時にスカイプでレッジオ ディ カラブリオと東京を結んで生中継しようということになっており、船着き場に向かった。切符売り場は閑散としており、自転車を押しながら売り場に立ったら、その自転車はダメよ、車輪を外して袋に入れてもダメといわれる。自転車が乗せられるのはサレルノ便だという。サレルノはナポリのちょっと南で、そこまで戻るなんて考えられない。昨年秋、四国の高松港で豊島に渡ろうとして輪行袋に入れて港へ持っていったら、見事に断られ、結局豊島に行かずじまいになったのだ。しかしここでは官僚的な女性係員を制して、黄色いポロシャツの背中にcrewと書かれた係の男性が入ってきて、袋に入れるならいいが1ユーロの携行荷物代金を払うことで乗船を認められた。これでシシリア島に渡れないなら生中継どころでなくなるところだった。
iPhoneと息子のスマホでスカイプを通じてつなぐだけだが、呼び出し音が鳴っていてもなかなか出て来ないのでスマホに電話して催促して無事つながる。東京は無線LAN、こちらは3Gの無線ルーターであるが、鮮明な画面で動きも自然で臨場感は十分、東京からもシチリアへの渡し船が埠頭に着いて客が降りてくる様を見られるわけで、結構楽しめたのではないか。
スカイプの中継はメッシーナに到着後、チェントロ(中心地区)で、小綺麗なバールの外席や商店のウィンドーを写したりして放送気分を味わった。
今日の目的地はタオルミナ。距離は50キロ位で海沿いの国道を走る。アップダウンも最高で60メートルなのでたいしたことはない。ということで走り出したのだが、走っている時には結構湿気が少ないので爽やかな風が気持ちいいのだが、それでも体からは汗がしたたり落ちてくるので、水と塩分の補給が不可欠である。途中の街で結婚式から引けて来る人々を3カ所で見かけたが、今日は日がいいのか。日曜日の昼下がりというのが結婚式の定番なのか。
あと途中の道から右手の山の方を見ると時々山の上に丘状都市が出現している。イタリアのいろいろなところで見てきたが、なんでこんな不便な高みを目ざすのか、権力者とは違う視点で住む人の率直な感想を聞いてみたい。意外と超高層マンションの居住者と同様の何かが見つかるかもしれない。
そしてタオルミナに到着するとここは海の近くでリゾートそのものである。映画「グランブルー」の舞台となった場所らしい。しかしタオルミナのチェントロ(中心地)はもっと高いところにある。ストリートビューでブラウジングしたが、行くのは遠慮した。
シチリアの丘状都市 |
道の舗装が美しい |
今日の走行距離 57キロ
今日の鉄道走行距離 0キロ
<本日のホテル>
タオルミナ
Villa degli Ulivi
55ユーロ
高級リゾートのタオルミナでは100ユーロ以上が当たり前なのだが、ここはそういうホテルと類似地域で、ちょっと海へのアクセスが悪いというのはあるが、それでもよくこの値段で出してくれたと思う。何しろWベッド1台、シングル2台。海に面した部屋(但し窓がない)。
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