2014年6月24日火曜日

南イタリア自転車ぶらり旅(第二十日)

第二十日 6月23日 パレルモからAlcamo Diremazioneまで列車移動、Alcamo Diremazioneからトラバニまでバス移動


 トラバニはシシリア島の西の端にある。ガリバルディがイタリア統一のためジェノバからシシリアに入ったときの港がここといわれている。途中でバス輸送にかえられたが、それほど僻地ではない。人口7万人でイタリア全体で79位である。午後一時半頃トラバニに到着し、ホテルに荷物を置いてチャリでロープウェイの乗り場を目ざす。ロープウェイは小ぶりで制限重量640キロであるが、次から次にやってくるので、悠々一人で乗れる。自転車を伴って乗るつもりであったが、チャリユキは預けてしまった。乗ってる時間は20分くらいか、結構長いし揺れる。しかし眺めは最高でトラバニがジオラマのように広がる。そして地中海の青と少し碧がまじった海の色。
トラバニと地中海が一望です
エーリチェは標高800メートル、街中でほぼ同じ意匠の舗装が施されている。大理石のように艶のある石であるが、細工された上で舗装されているから見事である。チャリユキでは滑るし走りにくそうで置いてきてよかった、もうこの舗装は徹底していて、ノートなどと比べても圧倒的である。建物も1500年代に建てられたものもあるが、保存管理状態は良好で古さを感じない。少し肌色が入ったような柔らかい壁の色と計算されたように効果的な色の褪せ方がマッチして素晴らしい。ロープウェイが出来たのは最近のことだからそれ以前のエーリチェが今に残っているのだが、人間の営為の素晴らしさに感動する。やはり街並みは道が決め手であるということが再確認された。
この舗石の並べ方が基本です
帰りもロープウェイで戻ってきて、トラバニの街を探訪してみた。ここはここで歴史中心地区は街並みを意識した整備が成されていた。だが、エーリチェを見てきた後なので個性をどう出すかという点が気になった。
ちゃんとまとまっています
エリーチェと似ているようだが全然違う舗装
本日の走行距離   12キロ
本日の鉄道移動距離 195キロ

<本日のホテル>
トラバニ
Casa Trapanese
49.5ユーロ



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