第三日 6月6日 AvezzanoからTorre dei Passei Torre dei Passeiからペスカラ 鉄道 Avezzano市内とTorre dei Passei の一部、ペスカラ中央駅からホテルまでがチャリ走行
三日目の最初はwifiルーターとの格闘について言及しないわけにいかない。つまり別の携帯会社のSIMカードに差し替えて一瞬接続したので、これで大丈夫と使おうとしたらネットに接続できていないという事態への対応のことである。通信の世界についての知識は殆どないので、この事態への対処法があるわけではないが、6月5日深夜、wifiルーターとパソコンの間で設定などについて、ネットを経由しないで直接設定の変更などが出来たはずなので、それをやってみようとした。運良くブラウザーにファンエイのwifiルーターへのアクセス画面が残っていたので、それにログインしてみたら、反応して設定内容を返してきた。その中でこのwifiルーターがアクセスするのはボーダフォンイタリアになっていた。今日SIMカードを”3”(これは携帯会社の名称)に変更したのだから、アクセスするのは”3”でなければならないはずである。これを変更しようと思ったが、どうしたらいいのかわからない。ただ”自動”というボタンがあるのでこれを押せばひょっとしてと思って、押したらすぐに”3 ITA”の表示がwifiルーターの画面に出て、ネットとのつながりを意味する地球マークも現れた。これで一応戦力になりそうなことがわかってほっとしたのだが、ずっと大丈夫なのかどうかはまだわからない。
そして平凡な地方都市Avezzanoのどこかいいところを見たいと思って、ホテルフロントのお兄ちゃんに観光スポットはないのかと聞いたら、表へ出てみろと案内してくれてホテルの隣のインターネットカフェを指し示す。僕が言ったinteresting placeをインターネットと誤解したわけだ。英語に関してはお互い外国人なのでやむをえない、知ってるイタリア語を並べて観光スポットを聞き出したのだが、それはAvezzano郊外のかなり登ったところにあるローマ遺跡だという。いわれた通り進むと確かに上り坂が延々と続く。元々遺跡には興味がないので、途中で引き返せばいいや、と思っているので約3,4キロ行って戻る。小さな都市なのにクルマの交通量が結構多い。自転車利用者は少ない。
列車に乗って二駅目にはいる直前に真ん中の高みに城のような建物があってその周りを集合住宅が取り巻く不思議な景観を目にした。カメラを取り出す間もなく通り過ぎてしまった。このあたりは山上に結構規模の大きい集合住宅が寄せ集まった集落がある。これを見るためにはレンタカーで行くほかないかもしれない。
本日の目的地はアドリア海に面した街ペスカラである。その30キロくらい手前の駅から自転車に乗ろうと思っていたのであるが、取りあえずTorre dei passei駅で列車を降りて、ナビをセットする。それに従っているつもりでずーっと上り坂を登るが、途中でナビが機能していないことがわかった。iPhoneの電源を切って立ち上げ直したりしたが、GPSが動いていないのだ。しばらく考えてiPhoneを電話のラインを遮断した機内モードしていたのでGPSも止まっているのではないかと考えて、機内モードを外すと動き出した。全く逆の方向に向かっていたのである。そして今上ってきた道を引き返す。軽快な感じで下る。ほぼTorre dei passei駅辺りまで来て、ちょっと街並みがありそうなので写真を撮ろうとリュックサックの紐についたカメラケースに手を伸ばすとない!のだ、リュックサックが。去年はパドヴァの手前で、ちょっと腹ごしらえをしたバールの室外の席に置き忘れたが気がついて戻ってくるまで10分程度であった。今度は最初に登るときには一部押した坂もあったのだから、すべてやり直すのはきついけど、ただ唯一の救いは背中の7キロの荷物がないことだった。一度も降りて押すこともなく登り、元々人気の少ない場所であるから大丈夫とは思ったが、無事発見できた。
Torre dei passeiの街並み |
しかしこれからペスカラまでチャリで行くのはきついので、Torre dei passei駅で列車に乗り最終目的地まで行くことにした。ところがペスカラ中央駅からホテルまで8キロもあり、そのうちの3キロ余が上り坂でかなりを押して登った。間違って登らされた坂よりきつかったというわけである。
本日の走行距離 37キロ
本日の鉄道移動距離 133キロ
<本日のホテル>
ペスカラ
Parc Hotel Villa Immacolata
朝食付きで45.13ユーロ 夕食はプリモ、セコンド。前菜取り放題、デザート果物食べ放題で20ユーロ。近くにレストランはないから食べるしかない。取りあえず証拠写真をつけました。
イカ墨のスパゲッティ 量が多い |
子牛肉のソテー |
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