第九日 6月12日 チステルニーノからオストゥーニ、ブリンディジまでチャリ、ブリンディジからレッテラまで鉄道移動
チステルニーノ郊外のホテルを出発したのは朝8時半頃。天気は今日も申し分なし。
まずオストゥーニをめざす。なだらかな起伏がある道を心地よく走る。沿道には点々とトゥルッリが現れる。しかしこのトゥルッリは、オストゥーニに近づくにしたがって減ってくる。アルベロベッロから大体20キロ程度という推測が当たっている。トゥルッリがなくなると、家と道路を仕切ったり、農地の仕切りなどにトゥルッリの屋根に積んでいるのと同じ石を積んだ擁壁よりも壁がなくなる。
オストゥーニも丘状都市である。別名白い街と標識にある。エーゲ海やチュニジアのシディブサイドなどのように石灰岩の液体にしたものをこれでもかと塗りまくった目にいたい白さがあるわけではない。でも何となく白を意識して建物をつくっているようだ。街並みとして見ると、敷石は真っ白ではなく、ちょっとベージュが入ったこの地方ではよく使われるものである。ただ階段状の街並みで、階段の蹴上げを白く塗っているのは強烈であった。街路に対する意識が弱いせいか、もったいない気がする。
街路の奥に下界が見える |
階段の蹴上げを白く塗っている |
オストゥーニからブリンディジまでは一直線の道が続く。全体的に海に向かっているので下りが多いので楽である。ただし陽ざしが強いので、水分と塩分補給が欠かせない。
ブリンディジは港町である。ローマに続くアッピア街道の起点の街がブリンディジらしい。ブリンディジからはギリシャをはじめアドリア海の対岸の国々との海洋交通の拠点であった。地図で見ても、海が内奥まで入り込んでいて確かに自然の良港であったにちがいない。現在もフェリーの発着があるようだが、トリエステやヴェネチアのように大型客船が入港するには狭いかもしれない。港で大型船を目にすることはなかった。ただ街の雰囲気はリゾートのような感じもあり、なかなかよい。街並みも普通の形で出来ていた。
そして今日の3つ目の街がレッチェである。レッチェはイタリアの長靴のかかと側では今回のツアーでは一番南端になると思う。来てみてわかったことだが、見所は16世紀初頭に神聖ローマ皇帝カール5世によって築かれた城壁と幾つかの門で囲まれた中にある。幸い今夜のホテルはこの城内にあり、徒歩で地図と首っ引きで見て回ることが出来た。幾つかある聖堂(バシリカ)の中では、やはりサンタ・クローチェ聖堂装飾の豪華さときめこまやかな細工で他の聖堂に抜きんでている。街並みとして見ると特に傑出しているという感じはない。
昔の灯台? |
リゾートぽい街並み |
そして今日の3つ目の街がレッチェである。レッチェはイタリアの長靴のかかと側では今回のツアーでは一番南端になると思う。来てみてわかったことだが、見所は16世紀初頭に神聖ローマ皇帝カール5世によって築かれた城壁と幾つかの門で囲まれた中にある。幸い今夜のホテルはこの城内にあり、徒歩で地図と首っ引きで見て回ることが出来た。幾つかある聖堂(バシリカ)の中では、やはりサンタ・クローチェ聖堂装飾の豪華さときめこまやかな細工で他の聖堂に抜きんでている。街並みとして見ると特に傑出しているという感じはない。
ともかくファサードの細工が細かい |
本日の走行距離 59キロ
本日の鉄道移動距離 39キロ
<本日のホテル>
レッチェ
Cosa del Mercsnti Town House
54ユーロ
場所もいいし、2LDKの広い部屋で申し分ないのだが、ホテルに電話して迎えに来てもらわないと入れない。それでも同じチャリ好きで意見があってよかった
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