2014年6月30日月曜日

南イタリア自転車ぶらり旅(第二十六日)

第二十六日 6月29日 ラティーナからローマまで

 土曜日にもかかわらず自分の他に一組の客がいるかどうかであろう閑散としたホテルを去って、ラティーナの街を一回りして駅を目ざす。その時、目についたのが日本のゼネコンが設計したのではないかという愚直なまでにステディーな超高層アパート。昨日の高層スケルトン状態の放置ビルとは対照的に居住者もいるみたいである。
見慣れた景色だがなぜラティーナで超高層アパート?

 途中でローディ数組とすれちがった。アッピア街道との交差点でアッピア街道を撮影してみた。松並木など昨日のラティーナ駅への道と変わらないのがわかるでしょう。昔はあの走りにくい石畳だったのだと思います。当時はアスファルトがなかったので石を張るしかなかったのでしょう。舗装しないで土のままだと雨天でぬかるむと泥がしつこくへば
りついて後で苦労するので、幹線道路を石張りするのは当然だったのです。
これがアッピア街道 末端はブリンディジ(第九日参照)
 ラティーナからローマまで62キロ、レッジョナーレという地方線の鈍行はこの距離を30分くらいで走りきります。今日iPhoneのアプリで、GPSを使って速度が測れるアプリを試してみました。ぐんぐん速度を上げるとなんと160キロを超えています。新幹線と同じ軌道幅の線路ですから、そのくらいの速度を出しても不思議ではないかも知れませんが、でもほぼ各駅停車というと早過ぎないかという気になるのです。ということで、ラティーナから30分でローマテルミニに到着です。
 ホテルは地下鉄B線の終点Laurentinaからすぐのところなので、ナビに頼って市内を走るのですが、ナポリほど石張りの道がないので楽です。1時間くらいでホテルに到着しましたが、3時以降にならないと部屋の整備が完了しないので、それまで荷物と自転車を倉庫に預けて、地下鉄に乗りました。
 知ってる駅はテルミニとスペイン広場の最寄り駅スパーニャくらいなので、取りあえず観光客の定番スペイン広場近接のスパーニャ駅で降りる。というか、地下鉄に乗ってる客の半分近くが降りる感じ。スペイン広場は35,6年前国際開発センターに出向当時の北アフリカ調査のときに寄って以来だが、その時スペイン広場やトレビの泉を見た記憶がある。今回は街並み調査ということでバロック建築が残っている一角なども除いてみようと思っていたのです。
スペイン広場から5分ぐらいの所


本日の走行距離   22キロ
本日の鉄道移動距離 62キロ

<本日のホテル>
ローマ
Hotel American Palace Eur
38ユーロ
この値段は今回の旅行の最安値かな?



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