2014年6月26日木曜日

南イタリア自転車ぶらり旅(第二十二日)

第二十二日 6月25日 メッシーナからビラサンジョバンニまでフェリー、そこからパオラ、サプリを経由してサレルノまで

 列車移動二日目。メッシーナ発10時15分のフェリーに乗る。イタリア国鉄の子会社が運営しているラインである。自転車料金7ユーロを払えば人の料金は不要である。シシリア島に入るときに乗った快速艇の切符売り場で自転車をそのまま乗せたいならサレルノに行けといわれてビラサンジョバンニの国鉄のフェリーを教えられなかったのは商売敵なのでいやだったのか。

 速度は遅いが、対岸までの距離は短いので快速艇とほぼ同じ時間の30分でイタリア半島に上陸。ビラサンジョバンニの街を一回りしてみたが、街の名称から期待するほどの街並みには出会えなかった。
フェリーの船内と対岸のイタリア半島
ビラサンジョバンニからイタリア国鉄のレッジョナーレ(鈍行)でサレルノまで406キロは今回3番目に長い距離で、二日間で833キロと鈍行だけの鉄道移動としては異常なほどの長さである。
 しかも乗り換えが2回あったが、そのうち最初の1回は乗り換え時間が5分しかない。しかもその列車が既に遅れており、普通に行けば間に合わないのであるが、たまたま英語ができる顔はおっかないが親切な車掌が次の列車を待たせてあるのでパオラで1番線に急いで乗りかえてと云いに来てくれ、何とかうまくいった。運転者にもハッパをかけていたみたいで途中すごいスピードで走るので大丈夫?と心配になるほどであったがよかった。
 そしてもう一回の乗り替え地サプリではやはり街を一回りした。
小綺麗な街並み(サプリ)


 最後のサレルノまでの列車が、一つ手前の駅で停車したまま動かなくなる、車掌も運転手も携帯で電話連絡しているが、なんで動かないのかわからない。わからないまま20分程で動きだしてサレルノに無事到着というわけである。列車移動も疲れるし、なによりも達成感がないのでモチベーションが落ちるのが問題だ。ただ、サレルノまで来るとカンパニア州でナポリ圏に入っているので移動距離も少なくて済むだろう。
人口12万人のサレルノのメインストリート 車は入れない

本日の走行距離    10キロ
本日の鉄道移動距離 406キロ

<本日のホテル>
サレルノ
Salernoprestige
42.35ユーロ



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