2018年9月27日木曜日

イタリア コムーネの街並み探訪2018 第十四日

1、Assisiには究極の街並みがあった
 昨日はAssisiを訪れることができなかったため、朝食後チェックアウトして、荷物と自転車をホテルに預けて、徒歩でAssisiの聖フランチェスコ大聖堂をめざした。ホテルの立地がよく、我が家から駅までぐらいの距離に大聖堂があるため、この行き方がベストである。
 何よりも先にジョットの壁画を見た。キリストの生涯が祭壇から天井にかけて描かれている。といってもジョットの筆によるものかどうかはわからないのだが、なぜなら1997年のこの地域を襲った大地震のために天井の壁画などが落ちて死者をだしているからだ。聖フランシスコの墓があり、巡礼者が訪れる聖地になっているため、約2年で建物も含めて復旧したという。
明るい感じの石がとてもいい。暗さが全くないからだ。
Assisiの丘は全長500メートルくらいで、全ての場所に最高クラスの街並みが出来上がっている。これと同様なところとしてはシエナがあげられるかもしれないが、シエナの街並みは今ひとつであるのにたいして、Assisiの街並みは通りによって石やタイルの張り方を変えて単調なパターンにならないように配慮されている。しかも見苦しいものが殆どない。しかも管理も万全で落書きなど全くないし、壁なども朽ちかけているものは見当たらない。
行き止まりの小路も見事
邪魔なのは撮影者の影だけ?
Assisiの丘でなく、駅の近くの街中に離れて建っているサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ聖堂も建設されたのは1500年代で、Assisiの丘の建物群とともに世界遺産に指定されている。

塀に囲まれているが、何でここに裁っているのか理由がわからない
2,今日の行程
 Assisiから列車で二つ目,Perugiaに移動しました。Perugiaといえばイタリアで今でも最も知名度が高い日本人中田英寿が所属したチームがPerugiaでした。それ以外には何の知識もなかったのですが、この地域では結構な大都市(人口17万人)です。
 しかし駅をおりて、チェントロに近いホテルを目指して自転車で走り始めてから、ずっと上りが続きます。要するに中心地が高い所にあり、駅は低いところにあるということですが、それだけでなくあとで歩いてみてわかったのですが、平らなところが非常に少なくていつも坂を上ったり、下ったりして移動することになります。空中を横切る石橋もあれば長い階段もある。
 写真がなくて申し訳ありませんが、実に足腰が鍛えられる街なのです。街並みとしては特別に感じたものはありませんでした。
3,今日のホテル
 「Hotel Sebastiano」という二つ星のホテルですが、到着したとき、人の気配を感じなかったので押しボタンのブザーを二度鳴らしたら、80近いとおぼしきおばあさんが出て来て、予約はあるのかと聞く。仕方ないからスマホのブッキングドットコムの予約完了ページを見せたが、これが日本語で書かれているためおばあさんにはよくわからない。でも住所は確かにここの住所でもあり、予約はあるのだろうと推測してくれたのですが、「シングルの部屋がないわ」と云ってるように感じたので、こちらはわからないふりをしていると、仕方ないと渡したカギで部屋に行ったらダブルサイズのベッドがありました。カギの置かれている棚を見たら、二つか三つぐらいしかカギがなかったので、結構繁盛しているようです。値段は45ユーロ。この値段、おばあさんはわかっているのかしら?
 



 

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