2013年6月8日土曜日

南欧自転車ぶらり旅 第十九日

ミラノ二日目です。初の一都市複数宿泊です。大分くたびれてきたので、すこしゆっくりして体力を回復したいと考えたのですが、根が貧乏性のため、折角のミラノだからと、朝9時半から夕方4時近くまで市内をチャリユキと走り続けました。
 まず中心部にある、ドゥオモに行き、そこから外周部に向かって走り、ホテルのある西側をのぞく三方をランダムに見て歩こうという作戦です。 
 しまった!デジカメでドゥオモを撮すのを忘れていました。朝の日差しが強くて正面からだと強烈な逆光でほとんど真っ黒になりそうなので、もう一台のカメラの位置などを探したりしているうちにブログ用を忘れてしまいました。すみません。
ガレリア。圧倒的な空間のボリュームが素晴らしい
交差点に対角線上で向かい合ってプラダが2店ありました

ドゥオモのすぐ隣にガレリアがあるとは思いませんでした。だから観光客はドゥオモからガレリアへ、あるいはガレリアからドゥオモへと流れます。


久しぶりの自分撮り

 そのあと、ミラノの外側に向かって走りました。この街は真っ平らです。そして人口130万人の大都市でありながら川(水辺)がありません。だからでしょうか、昨日もいったかも知れないけど、並木道が多いし電線がないので樹ものびのびと育ち、結局建物がほとんど見えないことなります。
 街並みに関してはおいて、あと、この街であっと驚くマンションを見つけてしまいましたので、そこへ行くまで再開発のまちづくりも見たりしましたので、それをご紹介しましょう。
 ミラノ中央駅の周辺で再開発事業が進んでいて、超高層のマンションが何棟か工事中でした。ちょっとユニークだなと思ったのはベランダに最初から植栽して樹木を植えているマンションです。
下層階の白いバルコニー部分に木が植栽されてます

ミラノに川がないといいましたが、元々は運河が街中にあって輸送などに利用されていたそうです。その名残の運河を見つけました。
右側が運河です。船が通れるように橋が太鼓橋になってます

ここは須賀敦子の「ミラノ霧の風景」のなかで、書店に勤めるイタリア人と結婚して住んだ住宅地にも近いのではないかと思いますが、かなりの郊外です。でも、結局運河も住宅も道路も有機的につながらないため、ばらばらの風景になってしまっています。
もっと街中の運河です。昔の船がリストランテとして浮かんでいます

この上下の写真の方がなんか運河が絵の中に溶け込んでいるように思えます。
運河沿いに街並みが一応できています

そうだ今日の昼メシはなかなかのものだったので、そのご紹介をしておかねば。
東京からの指令で、中心地にアルマーニ・アンド・ノブという日本料理と南米料理をヒュージョン(融合)したものを食べさせる店がある、ということで道順を指示して貰って辿り着きました。アルマーニのビルの裏側の1,2階にあり、全部で120席くらいの結構大きなレストランです。黄色い短パンに赤いサイクルジャージというかなりラフな格好ですが、問題なく入れました。食べた料理は昼の定食で33ユーロです。
いくらしたか分かりませんがお茶がうまかった
上の段に巻物、握り、鮭のカルパッチョ風、下段はご飯に野菜の甘酢煮を載せたもの、真ん中は魚の照り焼き、右はエビの衣揚げ

とても美味しくて満足しました。皆さんもミラノに来られた際にはぜひどうぞ。ボリュームも十分です

 そしてもうホテルに戻ろうとしているとき、昨日と違う道を行ったら、むむむ・・という工事中の建物が現れました。下の写真が看板の写真です。
http://www.city-life.it/を開いて見てください

これは新国立競技場の国際コンペで最優秀賞を取ったイラン人の女性建築家の作品に違いない。しかも地元のデベロッパーが分譲マンションとして建設しているもので、敷地内に販売事務所も設けられている。一見豪華客船のような印象を持たせるが、木を壁面に使ったりしてあまり無機的なデザインになりすぎないようおさえたりしているが、これぞハディド作品とたいていの人がすぐ分かるのである。
豪華客船をイメージさせるようなマンション

外装に木を多用している

こういう建築家とコラボして商品に仕立て上げた、デベロッパーの水準は高い。このほか同じ敷地内で磯崎新の設計の建物も工事中であるが、こちらは完全にカバーが掛けられていて中がうかがえませんでした。

<ホンイチの街並み>
 ミラノのブランド店が並ぶ通りです。ホントはガレリアだけどね。

<今日のホテル>
ミラノ「Hotel  Scale nord」☆☆☆
昨日と同じです。









 


3 件のコメント:

  1. 電話の件を姪に確認していましたが、回答が返ってきました。もう遅いかね。かけ方が違っていたわけではないようです。転載してみます。
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    平瀬 朋 電話のかけ方は、そのままかけるだけ、ですが。。。。。今ちょっと調べたら、こんなブログを発見。

    平瀬 朋 http://jearthj.jimdo.com/2010/06/13/%E3%81%A9%E7%B7%8A%E5%BC%B5-%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%99%A9%E9%A4%90%E3%81%AE%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E4%BA%88%E7%B4%84/
    ど緊張!!最後の晩餐の電話予約 - 音と世界遺産の旅

    国際電話会社の番号+010(国際電話識別番号)+39(イタリアの国番号)+ 相手先の電話番号

    平瀬 朋 どうやら、いきなりオペレーターにつながるわけではないみたいです。言語の選択ができるとか...?そして、想像通りですが、なかなか繋がりにくいみたいですよ。

    平瀬 朋 39は国番号なので、0292800360だけをプッシュで正解です。

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  2. ハディド・レジデンスは共有スペースは豪華客船のようで、そのせいか平面図を見るとペントハウスはいいね。一般のスペースは見たところはそれほど奇抜なところはないようですが。
    ビルに植栽をかませるのはフンデルト・ヴァッサーの得意技でウイーンのアパートを見ましたが、これも面白いかもね。さすがにミラノですね。それにしてももう20日、大したものですが、今回であまりかせがないで、これから毎年、1つの街でも行くようにしてください。TAKE9の中地さんも毎年のように行っているようですよ。やはりイタリアの街は魅力があるのでしょう。

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  3. ドウオモって、DOMEの事ですか?
    運河は名古屋のに似てますね。なんか建物がいきなり迫ってる感じが。。。
    リクエストの食べ物写真ありがとうございます。お茶の器がかわいい!手に取ってみたい!
    叔父様はあんまり食べないかもしれませんが、ぜひスイーツの写真も。。。♡
    舟型マンション。おもしろい!素敵!
    こんなマンションは日本なら東京にあったらおもしろくないから、瀬戸内海沿岸でプロジェクトしてほしいですね!

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