2013年6月19日水曜日

南欧自転車ぶらり旅  第三十日


トリエステからメストレへ。移動は電車。
この電車に乗るのも今日が最後

 メストレの街中を自転車で回るが、ヴェネチアのゲートシティ的な要素は全くない。普通の街であり、街並みとして取り上げるほどのものはない。たまに歩道に石を敷いてあるところがあっても、コンクリート二次製品(コンクリートをレンガの大きさに固めて色を塗ったもの)を使っていたりして、街並みの阻害要因にしかなっていない。素材の選定は慎重に、できるだけ天然物を使い、どうしても無理な場合にも天然の石を粉末にして、固めて焼結したタイルや石を使ってほしいのだが。
この道がコンクリ二次製品が敷かれている
日本ではどこでも見ますがこちらでは珍しい

この道路は左側に二車線の自転車道路、右側は一方通行。交差点はハンプあり。この道路はいい!

メストレは諦めて、ヴェネチアに行くため、メストレの駅前から市バスに乗った。距離は10キロ程度である。メストレの街はことさら注目すべきものはないが、郊外に出ると石油タンクや化学工場の煙突など川崎の浮島に行く道のように、割合殺風景な雰囲気のところを通って行く。そして大体川崎人工島の位置くらいのところにヴェネチアが浮かんでいる。
 
走っているバスから撮った工場群なのだが煙突がみえるだけ

 今回の旅でははじめヴェネチアに寄るつもりはなかった。テレビなどで何度も見ているヴェネチアに今更行ってもしょうがないでしょ、とへそ曲がり根性でパスしようとしたのである。しかし帰りはヴェネチア空港からパリ経由のエールフランスで帰るため、飛行場の近くに宿を取る必要があった。しからばシエナでもそうだったが、ヴェネチアも一度は見ておいてもいいんじゃないか。大体テレビに映るヴェネチアは運河や水路からみた景色が多く、じつは街中の道がどうなっているのか意外と紹介されていない。
 そこでバスを降りて、徒歩で行けるところまで行こうと動き回った。幾つかの写真を見ていただくと分かるが、イタリア各地の歴史地区とそんなに変わらない街並みが形成されている。ただ、気づいたのは非常に画一的なまちづくりで、通りごとの個性を出すというところにはいっていない。したがって、ずーっと歩いているとだんだん単調になってくるのだ。その理由は、道に敷かれた石の色はモノトーンが多く、しかも比較的大きな石が同じようなパターンで並べられているからではないだろうか。建物はそこそこ違いもあるが、運河越しに見る建物と道から見るのでは華やかさが違う感じがする。ここの建物は水辺から見られることを第一に考えて設計されている。道の側はどちらかというとおざなりな感じである。でも歩行者しかいない道は静かだし、安心だし、クルマがいない街並みもいいなと思いました。
 
道路幅は広い。直線の道が多い


悪くはないですよね

これも道幅広く整然としている

 帰りはサンマルコ寺院からヴァボレット(乗合船)でS字型のカナルグランデを通ってローマ広場に戻った。運河をゆっくりと走りながら回りの景色を眺めていると、華やかなりしころのヴェネチア公国の一端を眺められて、やはりヴェネチアは船から見るのが一番だと改めて感じた。ヴェネチアに行かれた方は多いと思いますが、当方初ヴェネチアなのでややピントがずれているかもしれません。お許しください。
 
リアルト端をくぐるところ
物資の輸送は船が主体です

運河に沿った建物のファサードが美しい

<ホンイチの街並み>
ヴェネチアのサンマルコ寺院の前の広場。広場も建物もスケールが大きいが、仰々しくないのが素晴らしい。
ここにもポルティコがありました

<本日のホテル>
メストレ「Hotel Trieste」☆☆☆
メストレの駅から50メートルくらいのところにある交通の便がいいホテル。ここに二泊します。二泊で125ユーロ。
 
駅から見たホテル。山吹色の丈の低いビル






1 件のコメント:

  1. こんな日本的なコンクリートを使った石畳があるとは思いませんでした。イタリアは州やまちごとにデザインスタンダードがあるんですね。予算に応じて決まってくるのでしょう。

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