2013年6月13日木曜日

南欧自転車ぶらり旅  第二十四日

 今日はヴィチェンツァからパドヴァをめざす。Sygicのナビのご託宣を頂戴する。一昨日のように第1選択は最短距離だが交通量が多そう。第2選択は迂回型だが、こちらの希望と合致して、途中に小さな町を串刺し状に通過する。迷わず第2選択で行く。

 ヴィチェンツァを出発したのが8時15分頃と今までで一番早い。天気は良好、今日も暑くなりそうなので、半袖のサイクルジャージと黄色い短パンの組み合わせ。ヴィチェンツァを出るまでは通勤のクルマと重なるが渋滞に巻き込まれる訳でないので、問題なし。とても走りやすい道で、おまけに自転車専用道も整備されている。風がないせいか少し霞がかかっている。途中の町で教会の尖塔があるのを町々で写してみた。似たような意匠だが、こんなに高くする意味があるのかよくわからないが、互いに張り合ったりしているのかもしれない。
見事な自転車専用道が完備
教会の尖塔 1
教会の尖塔 2
教会の尖塔 3
そして、パドヴァまであと10キロくらいの町,Saccolongoに公園があったので小休止。ふと周りを見ていたら、道の向こう側にPaticceriaの文字が見えた。これは洋菓子屋(イタリアで洋菓子は変だな)だぞ。スイーツについて情報提供するチャンスだ。時間は10時過ぎであったが、店は開いていて、いろいろなお菓子がケースに並んでいる。水平に展示されているのが斬新な感じ。
 この中から、こちらで何というかはわからないが、プチフールがあるので、4種類を選び、飲み物としてカフェ・ノルマル(これがエスプレッソのこと)を頼む。4.2ユーロである。味は小さくてもしっかりケーキらしく出来ている、甘みも抑え目、コルネの生地がもっとサクサクした感じの方がいいかな。でも小さいので4つとも美味しくいただきました。日本でいうショートケーキに相当するようなケーキの種類は少ないが、全体では結構な品数です。
店構え 60年以上の老舗



パイ生地にジャムのせ
これはクッキー系

いわゆるケーキはこれだけ かなり地味
プチフールなど
そしていただいたのはこの4品
小腹を満たした感じで、パドヴァまでの最後の一走りをこなし、午前11時半頃ホテルに到着。川のそばの小綺麗なホテルだが、旧市内からは4,5キロはありそう。回りは新興住宅地で 店舗や観光施設などはありません。だから、値段43ユーロなんだよね。利発そうなお兄さんが仕切っている。
 バックパックをホテルにおいて、市内中心地区までチャリユキとともに身軽な格好で出かける。このぐらい離れていると自転車の威力は大きい。この往復を徒歩でするのは無理。
 パドヴァは人口21万人の中都市ですが、歴史はギリシャ時代にまで遡るほど古いようですが、第二次大戦で破壊され、戦後大いに地の利を生かし産業振興で国内でも豊かさを誇る都市になったという。この種の都市はほとんどどこでもそうですが、旧地区が観光やショッピングの中心ですが、その周囲は驚くほど画一的な街並みになっています。何の特徴もないのが特徴という感じです。
 旧市内の街並みはヴィチェンツァとも舗石の使い方、並べ方などかなり類似点があります。また扉も板扉でこれも同じです。
ポルティコは健在です
このポルティコはちょっと貧弱です
これはまあまあ
<ホンイチの街並み>
 パドヴァのブランド勢揃いの目抜きで道の真ん中に噴水を作っちゃいました。
こういう発想が実現してしまうのがいいですね

<本日のホテル>
パドヴァ「Hotel Volta」☆☆☆
本文でも書きましたが、やはり中心から離れているためでしょうか、設備的には新しくしかも使いやすい。それで値段は驚きの43ユーロ。
ナビがなければたどり着けません


 

3 件のコメント:

  1. こちら病院のICUベッド入院17日目、順調な旅程からトスカーナの風を感じ、キャンティクラシコを想い出しました。
    小山 一政(代筆 信也)

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    1. 身動きもままならない不自由な毎日本当にご苦労様です。
      早く回復し、またトスカーナに来てここの優しい風に触れてください。
      戻ったらすぐにお見舞いに参上いたします。
      博正

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  2. スイーツ写真ありがとうございました!日本人のパティシエが海外で活躍するのがわかりますね。日本人は繊細なんですね。でも、一個一個が小さそうだから、かたっぱしから食べてみたーい!↑おじいちゃんにはちょっとつらい写真だったか???断食中だから。。。噴水は愛媛の「うちぬき」みたいですね!

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