2015年6月15日月曜日

ポルトガル・スペイン自転車ぶらり旅 第二十日

 今日は リェイダの二日目。休養日とするつもりであったが、一晩中ホテルのエアコンのうなり音が耳について、ずっと寝れなかった。そして起きて空を見ると今までで一番鬱陶しい曇り空。因みにこちらの天気予報をネットで開いて見ると、なんと雷雨のマーク。今日は一日のんびりと市内を流すつもりであったが、雷が鳴るとなると、街中に出ることもできないということになる。この絶えず耳に聞こえる音にいらつきながら、ホテルにいるというのはストレスが溜まるばかりである。

 ホテルで朝食を取り、甘いパンを二つばかり昼用にもらって、外に出かける準備をする。雲は薄くなりつつある。いい傾向だ。午前十時頃、ホテルを出る。そのとき夕べは騒音が気になって眠れなかったとフロントの女性に訴えたら、変更してあげますよという快い返事。やれやれ助かったと街に走り出す。今日は一昨年のミラノでやった、都市の外周部を一回りするというのをやってみようと考えた。ミラノと比べたら比較にならないくらいの規模だから郊外に向かって進むと15分もすると市街地が終わり、途端に農地や荒無地が多くなるところが終端である。それ以上行っても何かあるとは思えないので少し戻って、別な方角で終端を探す。そんなことをしながら走っていたら、新幹線専用の路線があったので、10分くらい新幹線の通過を待ったが、犬に吠えられただけで新幹線の姿をみることはできなかった。

 昨日サラゴサからこちらへ来るとき、鉄道路線が単線だったので驚いた。だって、この路線はマドリードとバルセロナを結ぶ幹線ではないのか。しかし130キロ走って列車の通過待ちを一回しただけで、各駅停車は悠々と走り抜けた。本数が少なすぎないか。その疑問を解決するのがこの新幹線専用路線ではないかと思っている。しかし在来線にも新幹線車両が走っているのでその使い分けがわからない。


 リェイダの街で目新しいものに出会うことは出来なかった。ただ新興住宅地で戸建て建売をした地区の道路が、舗石を敷いて街並みを意識しているのに出会えたのが唯一の収穫であった。といって、この街がだめだということではなく、緑も多いし車も人もそんなに多くなく地方都市として住みやすい街に違いないと思った。それでも今日の走行距離は32キロ、今旅行中二度目のパンクをしました。峰打ちパンクなので空気圧が落ちていたと思われます。
リェイダの街並み、街灯のデザインがイマイチ

これが振興建売住宅地の街並み

川沿いの遊歩道だが立派なもの

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