2015年6月11日木曜日

ポルトガル・スペイン自転車ぶらり旅 第十六日


 Castellon de la planaでは街並みとして際立ったものは見当たらなかった。次の二枚が街並みを意識させる写真である。行き当たりばったりではなかなかあたらないのである。
ちょっと写真が水平に構えてない。申し訳ありません

別の街並みの例
 ということは、街並みの希少性はスペインにおいても明確であり、グラナダの旧市内のような当たりに出会うこともそんなに多くはない。次に訪れる場所は大体50キロから70キロ位で適当なところをみつけるのであるが、ホテルを確保し、鉄道の駅があることなどの条件を満たす場所はそんなに多くはない。方向的にはバルセロナをめざすと自ずと2,3カ所に絞られる。その結果当たりもあるけど、はずれもあります、ということになる。
 本日の目的地はビナロスという海辺の町にしました。Castellon de la planaから70キロちょっとで、昨日と同じ距離であるが、チャリの二日連続は避けて鉄道利用ということになりました。駅で見かけたほぼ同年輩のおじさん、マウンテンバイクにサイドバッグや敷きマットまで自転車に積んで、本人は荷物を持たない。途中でテントで宿泊したりすることを前提とした準備であろうが、本格的なツアラーでした。
 このおじさんとは同じ電車だったので、どこまで行くのか尋ねたら、バルセロナといっていた。スペイン人だと思うがこういう旅行者にあったのは今回初めてでした。
旅慣れた様子でした
 ビナロスは人口が2万八千人というから、Castellon de la planaの1/10と小さな町だが、歴史は1200年代にまで遡る。街自体は古い感じはしないが、カテドラルなどはかなり古そうだ。しかしここのよさは何といっても地中海に面していて、海岸は泳げるビーチが何キロも続くところであろう。狭い町だから大体一回りしたが、新興の戸建て住宅地のしつらえがイタリアなどと同じ、人の背丈程度の塀をめぐらせて、各家が独自の塀を作っているので統一感はない。しかし戸建てはある程度の資産家の証しなのか、家の大きさが200から300㎡はあろうかという規模である。
狭い町ですが長い海岸線のペイブメント
ビナロスの街並み 1
ビナロスの街並み 2
街並み形成には至らず

こちらのほうがいい
 ホテルはリゾート色のある近代的な装いで、部屋などもダブルベッドが二台並んで楽々の余裕がある。設備も申し分ない。食事も三食ホテルで出来る。ここにもう一泊してもいいのだが、動くことに意味ありで明日も移動をするつもりである。そろそろ雨の洗礼に見舞われるのではないかという予感もしている。

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