9時過ぎにホテルを出る。ミシュランの自転車用ナビの指示に従って進む。途中自転車道も整備されているところも割合頻繁にあるためとても走りやすい。と、思ってるところでチャリユキ君の速度計の表示が消える。それも速度を示す一番大きい表示である。かねがね表示や操作もわかりにくく、しかも表示が止まっているときにも3.4キロを示すなど異状が出ていた。何と言ってもワイヤレスで千円を切るという値段につられてしまったのが敗因。
そして結構使えると再評価が高いミシュラン地図アプリだが、とんでもない道を提示してきたのだ。下の写真がその道だが、写真ではわかりにくいがこの道の傾斜は15%を超えていると思われる。乗って上がれるのはマウンテンバイクの達人でもないと無理。この道を上って海沿いの道に出られるのなら試してみようかと押して登ったのが運の尽き。
15%以上の勾配がある |
次の写真は押して7割方登って振り返ったら地中海が美しく望める。それならばと街並みハンターの自分撮り挑戦が下の写真。
余裕があるのも今だけ |
上に登っても接続する道などありはしない。大理石混じりの石と土の混じった道を慎重に走り抜けようやく舗装路に戻った。自転車用のナビなので遊ばれたに違いない。
ラバンドゥーにて海岸通りに出る。このあたりは山の斜面も開発されて南仏独特のオレンジの外壁と同じ傾倒の屋根の家々が建つ。道を造らねば建たないはずだが道らしきは
確認できない。
海岸通りは半分位が自転車専用道が整備されている。しかし専用道でないところで今回の旅で初のパンク。パンクについては何度も経験があるので驚くことはないが、それでもチャリユキ君では初めて。新しいタイヤのためレバー2本でこじ開けようとしても堅くてはずれず苦労。30分以上はかかってしまった。これで空気を入れておそるおそる走り出すが、交換の際に新しいチューブでもすぐ空気が漏れるということが過去に何回かあったので、どきどきものだが大丈夫でした。
海岸通りもアップダウンが100メートルを超えるところもあるし、登りが苦しくなるのは昨日の坂とも同じ。本当は坂大好きくらいにマゾヒスティックになれればいいのだ、NHKBSの「こころ旅」日本全国を回っている火野正平氏と同様、登りは好きにはなれない。でも昨日の地中海よりも紺碧が増しているような気もするがコートダジュールの海をチラ見しながら走るのは悪くない。
半島の海際に高級別荘群? |
浜辺はあまりきれいではない |
水の透明度が驚くほど高い |
こちらは自転車を走らせるのに神経を使っているため、あまりリゾートの優雅な気分
に浸る気にはなれない。ただ小休憩を何度も取って海を見ました。
自転車専用道がある海岸通り |
海に向かってすてきな雰囲気のしつらえが素晴らしい |
リゾートが似合わないじじい |
<ホンイチの街並み>
やはりリゾート地の街並みでしょ。サントロペには行ってないけど、上の街並みCavalier-sur-Merも素晴らしい。この並びはどこも同じ水準で整備されているのでここだけということはありません。
<本日のホテル>
フレジュスのAtoll Hotel☆☆。一泊60ユーロ、どこのホテルも朝食を含んでいないのが辛い。チャリユキ君を部屋に持ち込みたいので階段を使わない1階(ここでは0階なので部屋番号は005号室でした。ホテル到着は4時半、その後雷雨がありましたが幸い影響はありませんでした。
色々機材に悩まされていそうですが、オンスケジュールで進んでそうで何よりです。自転車の良いところは迷ってもすぐに引き返せるところ。想定のコースからはずれても、新しい発見があるのが楽しいところですね。
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