2013年5月22日水曜日

南欧自転車ぶらり旅 第二日

今日のマルセイユも快晴。天気予報ではパリのあたりは相変わらずおひさまマークは出ていないが、南仏はもうピーカンなのである。

今日の走りの報告の前に、マルセイユについて昨日のネガティブな見解は一部の地区に限られているという感じであり、欧州文化首都に向かって、港地区を中心に大規模な普請が行われている。これらが完成して、文化というコンテンツも盛り込むことによって、この街は大化けするかも知れないという感じを持った。
事業主体は不明だが最近完成したオフィスビル

古いものの横で新しいものが工事中。左手に上のビルが見える

地中海文明美術館は来月オープンかな

これもユニークな建物だけどオープンはこれから

 港でも巨大なヨットハーバーにはところ狭しと巨大なヨットが停泊している。その近くの建物は往時の繁栄を思わせる建物も健在であった。ただ、鏡を外張りした建物があるはずだが確認できず。いずれにしても大きな投資でマルセイユが復活ののろしを上げるのが
今年でこれからどう変わっていくか興味深い。
 それでは今日の走りの報告です。スタートは9時半。港地区など市内を回る。昨日とは考え方を変えて、常に現在の自分がどういうところを走っているか地図でイメージできるようにし、しかも自分がどちらの方向に進むのかを磁石で確認しながら勘をつかみながら走った。これによって多少道が変でも方向があっていれば修正も容易に出来る訳です。
 昨日の走りでスマホのアプリが何の役にも立たないと酷評したが、冷静になって考えてみると、こちらが過信していたわけで、限られた能力をこちらの役に立つように使いこなせば、それなりに役に立つことが分かったというのも今日一日走った上での結論です。
 ルートはマルセイユからイエールを目指すのだが、途中に300メートルの登りが待っている。ただ、初めての山道でなんだけど、あまり初めての気がしないのはグーグルのストリートビューで何度もチェックした道だからである。

向こうの山を登るのだが、まだ平坦。道路脇で工事中なのは今年百回目のツールドフランスがこの道を走るための化粧をしているのかな?

大分上ってきたがまだまだ先が長い。黄土色の部分が自転車用の部分なので走りやすいのが救い
マルセイユのまちを望む


丸太のガードレール。日本でも杉を使って実用化が検討されているが美観的にも悪くない

下りに入る。人生下り坂最高、と火野正平のように叫びたくなる。

カメラを構える右手の甲のあたりに黒くて細い物体があるがどうも蛭ではないかとおもうが、ムカデかも知れない。沢山いて不気味

今日も電車に乗ってしまった。シオタ駅


 この坂では多くの地元のサイクリストにあった。途中で自分を抜いていった男性は60代のように見えたが、すぐに見えなくなる。恐るべし老年ライダー。ともかく最初の坂は途中写真撮影と水分補強で止まったけど、時間はかかったが、自力で上りました。
 じつは下り坂を下って、もうツーロンまでそんなにたいした坂はないのでは、という期待が裏目に出て、同じような上り、でも景色は見えないし単調な坂で、闘争心がわかないというよりも足が動かない。両足の脹ら脛や腿のあたりが緊張していて、今にもつりそうな雰囲気。ついに降りて自転車を押す羽目に。歩いて押しても、乗って上がるのの半分の速度だからこれでいいのだと見栄もプライドも捨てた。歩いている方が楽というのもあった。そして今日も発見。La Gareの標識。駅があるようだ。上のシオタ駅時刻表を見ると13時10分にツーロン行きがある。イエールまで行く列車は16時過ぎまでない。ツーロンからイエールまでチャリユキで行けばいい。
シオタ駅1番線。実は向こうにTGVが見える
専用置き場がないのでトイレの前で一休み
イエールまではこの道をひたすら進む

セザンヌが描いた山に似ているけど違う。
自転車道を行けるのは嬉しい。しかもアップダウンも少ない

ちょっと足を踏み入れた住宅街車道と歩道の境目の大きな虫ピンのようなものがユニーク

見えました紺碧の地中海
イエールはプロバンスとコートダジュールの境になるらしい
ローマ遺跡の発掘現場越しに地中
イエールの街並み

 今日はマルセイユからシロタ駅まで約50キロ。ツーロンからイエールまで30キロ程度で結構走った。両足の親指が痛い。靴はそれほど窮屈ではないのだが。イエールに近づく頃にはつりそうだった足は大丈夫みたい。地中海の海沿いはそんなに凹凸がないので快適であった。

<ホンイチの街並み>
上のイエールの街並みが、リゾート地の陽気さと華やかさが感じられる。ツーロンの街並みもよかったですが、画素数の多いカメラで撮影しているのでブログにはアップできません。

<本日のホテル>
Hotel du Poltaret
エレベーターはない。風呂はない。冷蔵庫も電子レンジもない。今朝出がけに予約したのだが、ホテルに着いたら「今朝予約された方ですよね」とすぐにチャリユキを保管し、部屋まで案内してくれた女性の対応に好感が持てたので不満はない。値段は59ユーロ。





 

2 件のコメント:

  1. 海が見えるとテンションあがりますね、やっぱり。すごく気持ちよく走れてそう。
    ぜひ訪れたまちの商店街なども写真でアップしてもらえたらうれしいです。

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  2. 申し分ない条件だけど、背中の8キロの荷物が負荷になって、こぎに力が入らないのに、足がつる。筋肉は何歳になっても鍛えれば鍛えられる。それを毎日続けていって、8キロが背中にあっても苦にならない。おまけに猫背も改善されるといいんだけどね。

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