2013年5月25日土曜日

南欧自転車ぶらり旅 第五日

イタリア入国

ジョルジュ・ムスタキが死去したというニュースを昨晩見た時、大分昔だが、自分にも彼に夢中になっていた時期があったことを思い出した。「孤独(Ma Solitude)」という曲が好きだった。ギリシャ系の移民であったムスタキが異国であるフランスでしかもフランス語で歌ったから意味があったのだが、外国にいるということは言葉の壁と食事の壁との戦いだが、それを克服して一家をなすことは本当にすごいことだと思った。哀悼。

 そして、今日はフランスからイタリアに入ることを決めた。Cagnes sur Merからサンレモまで70キロ位だが、モナコとマントンの間に500メートルくらいの高低差があるところがあり、これは無理だからマントンまで鉄道移動して、マントンはフランス最後の町なので国境はチャリユキに乗って越えたいと思って、朝9時頃出発、10時半くらいにマントンに着く。海岸線に降りて海沿いの道を進む。マントンなんて初めて聞く町だけどリゾート地としても一流だと思った。

マントン駅
海岸通りの景観、マンションがかっこいい
海岸通りから望める旧市街、もうイタリア?


 風は何故か向かい風。思い込みかも知れないが、このあたりは南か西から風は吹くものだと思っていたので意外。ドロップハンドルの下をつかんで風の抵抗を少なくして走る。写真からはわからないが、結構風が冷たい。折りたたみ式のウィンドーブレーカーのベストを着る。下は長袖のジャージである。
 ちょっと大きな料金所のような建物が国境です。

駐車場のようでもある。検問なんてない
国境を背景にパシャリ

 こちらの道路はすぐにトンネルに入るため、引き返して一般道の方にもある検問所を抜けて、それからひたすら登り。相変わらず勾配はきつくないのだが、いつ果てるともない上り坂はテンションを下げてしまう。遠くを見ると萎えるので、ひたすら足元を見て1,2,1,2と声は出さないがかけ声をかけて踏んでいく。
一般道の検問所
こちらの道は標高の高いところで180メートル余、その後もっと低い上り下りを繰り返して、イタリアで国境に一番近い町、バンテミリアに入る。ここからは比較的平坦で両側が商店街のような道が延々と続く。不思議なことに看板も標識も何もかもイタリア語になっている(当たり前なんだけど)たたずまいがそんなに変わらないからかもしれないが、これで人々が話しているのがイタリア語だから、やはりイタリアだと思う。

1階が店舗で上が住居、街並みが形成されている


途中で浜辺から海を見たら見事な青のグラデーション、イタリアンリビエラも魅力的である。
微妙なグラデーションが出なくて残念

 そして今日の目的地サンレモには、結構早い時間に着く。時間があったので街並みハンティングへ。この街は目抜き通りの街並みも素晴らしいが、どちらかというと家の中からイスラム系の言葉が聞こえてくるようなちょっとカスバ(但し店屋はほとんどない)のような路地が階段や坂になっている地区が驚くような街並みができあがっているのだ。ここでお見せできる写真はコンデジのものだが、街を作るのにどんなに道が重要であるかがこれをみると実感できるはずだ。(これをもってホンイチの街並みとします)

サンレモの銀座通り、部分的に完成しているところ
これがホンイチの街並み、道が普通の石畳だったら見向きもしないだろう。これが延々と地区全体に繋がり、最近まで整備されてきているようだ

<今日のホテル>
サンレモ「Hotel Villa Maria」☆☆☆
昨夜サンレモのホテルの空室状況を見ていたら、1万円以下の安いホテルが満室の表示が出ていて、金曜日は混むのかなとかそろそろバカンス客が動き出したのかなどと推測してみたが、よくわからない。そんな中で64.4ユーロという値段を提示していたのがこのホテル。金持ちの邸宅をホテルにしたようなもので、その中でシングルルームの部屋はかつての女中部屋かなんかか。部屋でwifiが使えないなど不便も多く昨日の三つ☆とは大違い。
ホテルの入口
この浴槽は不思議。底が二段になっていて足湯か半身浴ができるかも



2013年5月24日金曜日

南欧自転車ぶらり旅 第四日

 本日も快晴。今日はフレジュスからCagnes sur Merまで65キロをSNCF(フランス国鉄)で移動し、Cagnes sur Merのホテルにバックパックを預けて、身軽な格好で標高300メートルのヴァンスをチャリユキとともに往復するという作戦。
 フレジュスの駅でチケットを買う。10.5ユーロ。2時間に1本のTERという区間快速だが、自転車用の置き場はないので、ドアに立てかける。停車駅は相対型が多いのではと思い進行方向右側のドアをふさぐように置く。予想外だったのは結構混雑すること、しかも島型ホームの駅もあり、それがカンヌだったりするから乗り降りも多く、一旦自転車を持ってホームに降りて、乗客が乗りおわったところでドア側を確保する。Cagnes sur Merまで1時間ちょっと。ホテルについてはいつものように後述しますが、4泊目にして最良のホテルにあたりました。今朝フレジュスのホテルでホテルドットコムで予約したのだが、☆が一つ多いだけでこんなにも変わるのかという感じ。チェックインもすまし、荷物を自分の部屋に置いて、ヴァンスへ行くためiPhoneなど最小限の荷物でホテルをでる。ホテルから10メートルくらいのところに日本語で「お食事」と書かれたのれんが掛かっている。名前は「YOKO」。これは日本人による日本食が食べられるのではと昼飯を食すことにする。実はこのときカメラを忘れていることに気づき、残念ながら写真はないのだが、定食二種類の中からマーボー豆腐を選択。もう一つは鮭の煮付けみたいもの。はじめに小鉢に入ったインゲンに大根にんじんなどを細切りしたものを甘酸っぱい和風ドレッシングで和えたもの。大変美味しかった。次にワンプレートに型抜きした白飯と豆腐と豚肉をショウガを入れたちょっぴり甘酸っぱいマーボー豆腐が盛られている。唐辛子は全く入っていないが、これはこれでとても美味しかった。店舗を切り回している日本人の女性はきっとYOKOさんなのだろう。では料理は旦那さんが作っているのか。時々厨房で鍋をかき回したりしているのはフランスかイタリアの男性です。あまり個人的な詮索をするのはいやなので聞きませんでしたが、夜もここに来たいと言ったら、夜に営業は木曜日はやっていないとか。残念です。

 Cagnes sur Merからヴァンスまでは10キロの登り。高度差300メートルの登りはイタリアでもシエナなどと同様である。はじめミシュランの自転車用ナビで走り始めたら道幅が狭く傾斜も急な道を提示してくる。これは付き合いきれないから自動車用のナビで経路検索してみると素直な幹線道路を示してくる。あとはそれに従ってひたすら登るのだが、ヴァンス直前が一番きつくて結局押して上がった。帰りにマウンテンバイクのお兄ちゃんが押してたのを見てほっとした。ともかくこっちでは男性だけでなく女性でもこんな山平気の平左という輩が多いのだ。
 ヴァンスに出かける目的はただ一つ、アンリ・マチスが80歳を超えてから、建物。壁画、ステンドグラスに至るまでひとりで制作した教会を見たかったからです。
ヴァンスまでの標識。距離を書いて欲しい

ヴァンスの旧市内の歴史地区。イタリアみたい




 写真がよくないのだが、道路側には開口部はない。屋根は瓦葺きで青白の2色での瓦で葺かれている。

下の道から見上げた絵。縦長の開口部はマチス制作のステンドグラスが張られている

この建物にひかれるのは、本当に集会所ほど大きさにマチスが精魂込めて描いた実に単純でユーモラスでもある壁画と少ない色しか使わないが光を見事にコントロールしたステンドグラスなど。穏やかで心安らぐ建物である。巨大で威圧的な教会建築とは全く異なる意図で作られたもの。入場料は5ユーロ。教会内の撮影は固く禁じられているため、写真はありません。

<ホンイチの街並み>
 Cagnes sur Merの通りも街並みへの配慮が見られる。1階が商店で2階以上が住宅というマンションスタイルであるが、高さはほぼ揃っているがバルコニーの装飾や 立ち上がりの意匠にバラエティがあるが、それが変化に結びついている。街路樹は棕櫚というより椰子の類か、でもスレンダーな幹がスーパーモデルのおみ足のようでもあり、美しい。
この先は地中海にぶつかる。6階建て
こちらは7階建てだけど高さは6階建てとあまり変わらない

日よけや色を統一している


マンション中心の街並みの全景


<今日のホテル>
 カーニュ・シュル・メールのHôtel Splendid ☆☆☆。部屋も広い、ベッドはダブルサイズ。風呂桶があるのも初めて。フロントの対応もいい。
チャリユキも休憩中
洗面所もトイレは独立している




 








 

2013年5月23日木曜日

南欧自転車ぶらり旅 第三日

 今日も快晴。今日はイエールからフレジュス(約90キロ)をめざす。途中のコースは地中海を右手に見て走る。世界最高のリゾート地、別荘地を望みながら優雅に走るというのは出発前の幻想。今日も大変な日でありました。
 9時過ぎにホテルを出る。ミシュランの自転車用ナビの指示に従って進む。途中自転車道も整備されているところも割合頻繁にあるためとても走りやすい。と、思ってるところでチャリユキ君の速度計の表示が消える。それも速度を示す一番大きい表示である。かねがね表示や操作もわかりにくく、しかも表示が止まっているときにも3.4キロを示すなど異状が出ていた。何と言ってもワイヤレスで千円を切るという値段につられてしまったのが敗因。
 そして結構使えると再評価が高いミシュラン地図アプリだが、とんでもない道を提示してきたのだ。下の写真がその道だが、写真ではわかりにくいがこの道の傾斜は15%を超えていると思われる。乗って上がれるのはマウンテンバイクの達人でもないと無理。この道を上って海沿いの道に出られるのなら試してみようかと押して登ったのが運の尽き。
15%以上の勾配がある


次の写真は押して7割方登って振り返ったら地中海が美しく望める。それならばと街並みハンターの自分撮り挑戦が下の写真。
余裕があるのも今だけ

上に登っても接続する道などありはしない。大理石混じりの石と土の混じった道を慎重に走り抜けようやく舗装路に戻った。自転車用のナビなので遊ばれたに違いない。

ラバンドゥーにて海岸通りに出る。このあたりは山の斜面も開発されて南仏独特のオレンジの外壁と同じ傾倒の屋根の家々が建つ。道を造らねば建たないはずだが道らしきは
確認できない。
海岸通りは半分位が自転車専用道が整備されている。しかし専用道でないところで今回の旅で初のパンク。パンクについては何度も経験があるので驚くことはないが、それでもチャリユキ君では初めて。新しいタイヤのためレバー2本でこじ開けようとしても堅くてはずれず苦労。30分以上はかかってしまった。これで空気を入れておそるおそる走り出すが、交換の際に新しいチューブでもすぐ空気が漏れるということが過去に何回かあったので、どきどきものだが大丈夫でした。

 海岸通りもアップダウンが100メートルを超えるところもあるし、登りが苦しくなるのは昨日の坂とも同じ。本当は坂大好きくらいにマゾヒスティックになれればいいのだ、NHKBSの「こころ旅」日本全国を回っている火野正平氏と同様、登りは好きにはなれない。でも昨日の地中海よりも紺碧が増しているような気もするがコートダジュールの海をチラ見しながら走るのは悪くない。
半島の海際に高級別荘群?
浜辺はあまりきれいではない
水の透明度が驚くほど高い

 こちらは自転車を走らせるのに神経を使っているため、あまりリゾートの優雅な気分
に浸る気にはなれない。ただ小休憩を何度も取って海を見ました。

自転車専用道がある海岸通り
海に向かってすてきな雰囲気のしつらえが素晴らしい
リゾートが似合わないじじい




<ホンイチの街並み>
  やはりリゾート地の街並みでしょ。サントロペには行ってないけど、上の街並みCavalier-sur-Merも素晴らしい。この並びはどこも同じ水準で整備されているのでここだけということはありません。

<本日のホテル>
フレジュスのAtoll Hotel☆☆。一泊60ユーロ、どこのホテルも朝食を含んでいないのが辛い。チャリユキ君を部屋に持ち込みたいので階段を使わない1階(ここでは0階なので部屋番号は005号室でした。ホテル到着は4時半、その後雷雨がありましたが幸い影響はありませんでした。





2013年5月22日水曜日

南欧自転車ぶらり旅 第二日

今日のマルセイユも快晴。天気予報ではパリのあたりは相変わらずおひさまマークは出ていないが、南仏はもうピーカンなのである。

今日の走りの報告の前に、マルセイユについて昨日のネガティブな見解は一部の地区に限られているという感じであり、欧州文化首都に向かって、港地区を中心に大規模な普請が行われている。これらが完成して、文化というコンテンツも盛り込むことによって、この街は大化けするかも知れないという感じを持った。
事業主体は不明だが最近完成したオフィスビル

古いものの横で新しいものが工事中。左手に上のビルが見える

地中海文明美術館は来月オープンかな

これもユニークな建物だけどオープンはこれから

 港でも巨大なヨットハーバーにはところ狭しと巨大なヨットが停泊している。その近くの建物は往時の繁栄を思わせる建物も健在であった。ただ、鏡を外張りした建物があるはずだが確認できず。いずれにしても大きな投資でマルセイユが復活ののろしを上げるのが
今年でこれからどう変わっていくか興味深い。
 それでは今日の走りの報告です。スタートは9時半。港地区など市内を回る。昨日とは考え方を変えて、常に現在の自分がどういうところを走っているか地図でイメージできるようにし、しかも自分がどちらの方向に進むのかを磁石で確認しながら勘をつかみながら走った。これによって多少道が変でも方向があっていれば修正も容易に出来る訳です。
 昨日の走りでスマホのアプリが何の役にも立たないと酷評したが、冷静になって考えてみると、こちらが過信していたわけで、限られた能力をこちらの役に立つように使いこなせば、それなりに役に立つことが分かったというのも今日一日走った上での結論です。
 ルートはマルセイユからイエールを目指すのだが、途中に300メートルの登りが待っている。ただ、初めての山道でなんだけど、あまり初めての気がしないのはグーグルのストリートビューで何度もチェックした道だからである。

向こうの山を登るのだが、まだ平坦。道路脇で工事中なのは今年百回目のツールドフランスがこの道を走るための化粧をしているのかな?

大分上ってきたがまだまだ先が長い。黄土色の部分が自転車用の部分なので走りやすいのが救い
マルセイユのまちを望む


丸太のガードレール。日本でも杉を使って実用化が検討されているが美観的にも悪くない

下りに入る。人生下り坂最高、と火野正平のように叫びたくなる。

カメラを構える右手の甲のあたりに黒くて細い物体があるがどうも蛭ではないかとおもうが、ムカデかも知れない。沢山いて不気味

今日も電車に乗ってしまった。シオタ駅


 この坂では多くの地元のサイクリストにあった。途中で自分を抜いていった男性は60代のように見えたが、すぐに見えなくなる。恐るべし老年ライダー。ともかく最初の坂は途中写真撮影と水分補強で止まったけど、時間はかかったが、自力で上りました。
 じつは下り坂を下って、もうツーロンまでそんなにたいした坂はないのでは、という期待が裏目に出て、同じような上り、でも景色は見えないし単調な坂で、闘争心がわかないというよりも足が動かない。両足の脹ら脛や腿のあたりが緊張していて、今にもつりそうな雰囲気。ついに降りて自転車を押す羽目に。歩いて押しても、乗って上がるのの半分の速度だからこれでいいのだと見栄もプライドも捨てた。歩いている方が楽というのもあった。そして今日も発見。La Gareの標識。駅があるようだ。上のシオタ駅時刻表を見ると13時10分にツーロン行きがある。イエールまで行く列車は16時過ぎまでない。ツーロンからイエールまでチャリユキで行けばいい。
シオタ駅1番線。実は向こうにTGVが見える
専用置き場がないのでトイレの前で一休み
イエールまではこの道をひたすら進む

セザンヌが描いた山に似ているけど違う。
自転車道を行けるのは嬉しい。しかもアップダウンも少ない

ちょっと足を踏み入れた住宅街車道と歩道の境目の大きな虫ピンのようなものがユニーク

見えました紺碧の地中海
イエールはプロバンスとコートダジュールの境になるらしい
ローマ遺跡の発掘現場越しに地中
イエールの街並み

 今日はマルセイユからシロタ駅まで約50キロ。ツーロンからイエールまで30キロ程度で結構走った。両足の親指が痛い。靴はそれほど窮屈ではないのだが。イエールに近づく頃にはつりそうだった足は大丈夫みたい。地中海の海沿いはそんなに凹凸がないので快適であった。

<ホンイチの街並み>
上のイエールの街並みが、リゾート地の陽気さと華やかさが感じられる。ツーロンの街並みもよかったですが、画素数の多いカメラで撮影しているのでブログにはアップできません。

<本日のホテル>
Hotel du Poltaret
エレベーターはない。風呂はない。冷蔵庫も電子レンジもない。今朝出がけに予約したのだが、ホテルに着いたら「今朝予約された方ですよね」とすぐにチャリユキを保管し、部屋まで案内してくれた女性の対応に好感が持てたので不満はない。値段は59ユーロ。





 

2013年5月21日火曜日

南欧自転車ぶらり旅 第一日

ついにその日は来た。
家内、娘、息子夫婦の見送りを引き連れ、羽田空港国際線ターミナルに行く。
エールフランスでチケットは取っているが、往きはJALのコードシェア便で羽田発になった。家から30分と圧倒的に近い。
チェックインでは懸念していた段ボール箱に入れたチャリユキ君が重量ではなくサイズオーバーで超過料金15000円也をふんだくられてしまった。
出発は20日の午前零時40分、ほぼ定刻に出発。これでマルセイユ行きへの乗り継ぎも楽勝であった。パリは午前6時前に着いたが、天気は小雨、温度は10度と低い。しかしマルセイユ便に乗ったらマルセイユは快晴で温度14度とのアナウンス。白い布団の上を飛んでいる状態でこれで晴れるのかな、と思ったら南仏上空に来たら下の写真の通り、雲が消えた。

マルセイユプロバンス空港で段ボール箱からチャリユキを取り出して組み立てる。特にダメージを受けている様子もない。組み立て後の姿は下の写真ですね。

段ボール箱はゴミ箱のとなりにそっと置いておきました。再利用するもどうでもやってくださいという感じ。
 
 事前のシミュレーションなどもしているので、多少土地勘があるような感じもしたが、これが大きな間違い。実は空港を出てからマルセイユ市内まで200メートルくらいの山を越えて25キロ弱。プロローグランとして丁度いい距離かな。夕べ寝てないし。このまま行くとホテルの15時チェックインまで時間つぶしが必要かなと思ったりしたのだが、空港を出て下の写真の高速道路のような道の端を進むのだが、標識にマルセイユ市内みたいな標識はどこにも出てこない。この道は怖いのでもっと普通の道で山を越せないかなと別な道を進もうとiPhoneの地図アプリに大活躍して貰おうと動かしたところこれが本当に使えないと言うことが分かる、
これは高速道路なので恐ろしくて走れない

 ミシュランの地図アプリはGPS機能がついているが、やっぱりナビをしてくれない。青い矢印が出るだけ。原因が分からないがレンタルで借りているWifiルーターがすぐにこけるため、再立ち上げをしたりして実に厄介。さらにルーターの電池が二時間ぐらいで無くなる感じ。グーグル地図、iPhoneの地図も使ってみるが、ナビ機能がうまく働かない。出発したのが10時半頃だが、12時近くなってもマルセイユへの道が見つからないのだ。
 かなり混迷状態になっていたときサン・ビクトレ(Saint Victret)というフランス国鉄の小さな駅に遭遇、マルセイユ方面行きはないのかとホームの方に地下通路からアプローチしたら丁度電気機関車が引く各駅停車が入ってきた。しかも車掌がすぐそばに降りてきたので自転車をこのまま乗せられますかと聞いたら最前列の車両に自転車置きがあるというのですぐに乗せる。ホームが低いので自転車を持ち上げるのがきついが、無事フックに引っかけたのが下の写真。

電車はトンネルに入り10分ぐらいでマルセイユのターミナルに到着。助かったのです。

<本日の街並みハンティング>
 マルセイユは、紀元前からの歴史があり、しかも船の時代にはフランスの玄関口でもあり、永井荷風や夏目漱石なども欧州への第一歩をマルセイユでしるしている。以前コルビジェのユニテダビタシオンを見たときには、マルセイユに対して好印象であったが、今回iPhoneアプリの使い勝手の悪さで絶望的になったため、もうゆきあたりばったりで市街地のいろいろなところを見たが、街並みとして多少気にとめたのが下の写真の通りです。といっても並木が伸びやかに育っていて、粗隠しをしているところがある程度でとるにたりないものだが、他の通りは街並みという観点からいうことは何もなく、しかもアフリカアラブ系の人たちが屯していて、街中でサラマレイコムと挨拶している。
建設中の美術館の通り
 物乞いも路上生活者もいる。ともかく唖然とするような町なのです。マルセイユは2013年の「欧州文化首都」に東欧のどこかとともに選ばれたのだが、「マルセイユに文化なんてあるのか?」という突っ込みを入れるくらい、縁遠い都市だったのだ。

<今日のホテル>
 「アパルトシティマルセイユユーロメッド」という長い名前のアパート形式のホテルで、流し台、冷蔵庫、IHヒーター、電子レンジなどがついていて自炊も可能というホテル。施設は新しいし、そこそこデザイン性も意識している。非常に面倒なカードキーがついていて15分くらい格闘してやっと入れた。港に近いけど、周りは相当危なっかしい地域のようである。税サ込み5,079円、朝食別料金10.5ユーロ。

今日の走行距離は分からないけど、20キロくらいかな。経路はマルセイユプロバンス空港からマルセイユ市内。途中鉄道利用有り。




2013年5月14日火曜日

南欧自転車ぶらり旅準備2

出発まであと1週間、物的準備はおおむね終わっているのだが、ここに来て前途に不安な要因がいくつか出てきている。
1,荷物がバックバックにおさまらない
 今回のぶらぶら旅は容量30リットルのバックパックに必要な荷物を収める必要がある。自転車用の工具や予備チューブはサドル下の小バッグにおさめるとしても、マックブックエア、カメラ2台、充電器5台や充電用バッテリー2台、ひげそりや薬類、懐中電灯などを入れると、衣類を収めるスペースが非常に限られてしまうのだ。しかも夏用衣類を中心にすると容量もさほど取られないのだが、次に述べるように寒さ対策もしておこうとすると入りきらない可能性が高いのだ。

2,南欧に梅雨?
 

 ニースの天気予報を見ると、5月15日から先は19日を除くと全て傘マークがついています。年間300日以上晴天という南仏なのに、この天気はどういうことなのか?しかも温度も最高でも20度、最低は10度を切ることもある。ということは雨対策と寒さ対策が必要と言うことだが、スペースがきびしいので、衣類は増やしたくないというディレンマに陥っている。
 今年もジロ・デ・イタリアが始まっていて、毎日生放送を見てるけど、南イタリアでは3日のうち2日は雨が降っているので、落車も多く選手も苦労しているが、例年イタリアではそんなに雨にたたられることは少ないので今年は変だなと感じていた。

3,円安の痛手
 円が1ドル100円を超えた日に慌てて、両替をしたのだが、1ユーロ135円を超えていた。つい2,3ヶ月前なら1ユーロ100円だったから、一日1万円の予算なら100ユーロ使えたものが、今や74ユーロに目減りしている。
 ホテルのチョイスを☆一つ落とす必要がありそうだ。

4,iPhoneが生命線
 今回の旅行では紙の地図は持たない。全てiPhoneの地図アプリに頼ることになる。しかもアップルの地図は土地勘がある場所なら何とか使えるかも知れないが、初めての場所では自分がどこにいるのかもよく分からないというお粗末なものである。今回はミシュランの地図アプリに全面的に頼ることにするつもりであるが、これがナビまでしてくれるかどうかがよくわからない。現在位置を示せるのでGPSに対応しているはずだが、走行しながらどう進むかを指示してくれるのかどうかがよくわからないのだ。
 あと自分のiPhoneはauなので、フランス、イタリアではGSM方式でデータ通信することになるが、料金は一日定額2980円と高い。しかも3Gより通信速度も遅い可能性が高い。そこで通信料を節約するために、3GのWifiを借りることにしている。一日定額で1280円なので1700円も安いし、PCでも使えるからどこででも大きな地図を開ける。
ただ問題なのは、iPhoneとWifi両方とも一日中使えるだけの電池の容量は無いので途中で充電をしなければならない。そのため、大容量の充電池を2個用意しているので、必要になったら対応できると思うのだが、想定外のトラブルが起きる可能性だって考えられる。







2013年3月17日日曜日

南欧自転車ぶらり旅準備1

南欧ぶらり旅用の自転車を紹介します。
GIOSのsessantaというクロモリフレームでコンポーネンツはカンパのVeloce仕様。ホイールまでカンパ。重さはペダルも含めて10キロ以下でおさまってます。
バーテープはオリジナルでなくsilvaの赤にして、トリコロールを意識しました。