2023年9月15日金曜日

バスクの街並みを訪ねて2023 第四日

 1,平穏な一日のありがたみ

 本日(9月14日)はモレオンの「住まいの何でも屋」をやっている家族が住む三階のロフトから始まる。子供が三人いるがそのうち二人を学校に送ったあと、朝飯を用意してくれた。奥さんと2歳のチボー君とクロネコがいるが夜のワイガヤからすると静かである。モレオンの最大の問題は、公共交通機関が何一つないことである。自分も来るときは自転車で来たのだが、脚の筋肉痛が右脚に残っているので、昨日の道を自転車で変えるのは無理である。奥さんに相談したら友達が何とかしてくれると行って自動車修理工場に言ったら、奥さんの友達でなく、その母親ではないかと思われる自分とほぼ同年代のおばさんドライバー。日本では走ってないルノーのライトバン(カングーの仲間)に自転車を積み込み霧が出ていてサンジャンピエドポーは雨かもと気になったが、このおばさんはマニュアルのシフトを小気味よく駆使して、90キロで軽快に走る。曲がりりくねった坂道であるから自分にはこの速度で走るのは無理である。50キロの距離を3、40分行くのだから立派。乗っていても不安に思うことはない。時々こっちを向いて話すが。当たり前のようにできる。

 ということで、今日はサンジャンピエドポーで過ごす。ザビエルの足音が聞こえてきそうな世界遺産の城塞の中を自転車を押しながら写真を撮る。天候もおひさまがでて、暖かくいい日和になる。街並みハンターからすると、ここの街並みはデジャブのようで型にはまりすぎているが、他のバスクの街では街並みは非常に希薄で、それがバスクの特徴なのかなと思ったりするが、ここはピンコロ石を放射状においてコンクリートで固められているので理想的街並みでした。日本人の10人余りの団体がいたが、ここまで復活したかと思った。

 あとサンジャンピエドポーでは城塞の高台から眺めると結構大きな墓地があった。近くまで行っても塀で囲まれていて中の様子は伺えないが、上からみると昨日の墓地とは若干趣が違うが古い部分と新しい部分の対比がなかなか興味深かった。


2,今日のホテル

 今日のホテルは”Maisun Zubiatia 3Km Compostelle"という名前だが、サンジャンピエドポーから東へ4Kmのポツンポツンと建っているバスクメゾンの一つで外からはホテルとは認知できないがヤフー地図の画面ではホテル名が出て到着と言い切っているのでわかる。名前にあるように巡礼道から3キロですよというのが巡礼者にはありがたいのかな。そして値段(62ユーロ)は手頃だが、部屋は今回の旅でベストである。久しぶりにホテルで癒やされて、5時間も昼寝をしてしまいました。


 

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