2015年6月14日日曜日

ポルトガル・スペイン自転車ぶらり旅 第十九日


 今朝も起きがけ空を見る。曇り空である。もう最初の頃のように雲一つない青空は望めないのか。でも降らなければいい。今日も乗れそうな時間帯にある唯一のローカル列車でLleida(リェイダ)に向かう。一般道路を行くと141キロもあるので当然電車利用。自転車は専用室があって、上のフックに引っかけてぶら下げるタイプで、これが収容力もありベストの収納システムであるが、サラゴサからリェイダまでチャリユキが独り占め。車内も一両に数人の客しかいなので、とてもリラックスできる。窓の外の風景は途中に小さな町が3つ4つあるだけで、閑散とした風景は同じなのだが、土地利用の形態が大きく違う。昨日は地中海側から北上する形で走ってきたのであるが、今日はほぼ東に向かって一直線。窓の外は、人口灌水装置がついた畑が広がり、とうもろこしなどが密植されている。小麦も刈り取りを待つばかり。オリーブやオレンジなどはほとんど目につかない。また耕作されていない荒無地もほとんどない。農業生産の中心地帯のようである。人口灌水ということは雨が少ない証拠だが今日は雨が窓に細かな横線を引くこともあった。
ローカル列車、電車である
車輌の中は立派である

チャリユキが休息中
窓の外の風景はこんな具合
 最後農業地帯からトンネルに入ったかと思ったら、そのままスピードを落としてリェイダ駅に到着した。ここが終着駅である。約2時間半の所要時間であった。驚いたことに、今日と明日の二日間宿泊するホテルが駅の真ん前にあったことで、こんなに便利がいいところにホテルがあると、バルセロナに向かうときも雨が降っていても自転車をひいて1分かからない。
駅から撮った今日と明日のホテル
 リェイダの街に出て見たが、人口14万人でカタロニア州ではバルセロナに次ぐ規模の街というが、中心市街地はコンパクトな感じである。街並みも平均的なものである。看板などはカタロニア語の看板も目につく。普通に見てもわからないが、辞書を引いてみるとカタロニア語と書かれているのでわかる。アラブ系、アフリカ系の人たちが目立つ。教会らしきが、市街地に隣接した山の上にあるが、エレベーターやエスカレータで簡単に行ける。上にも登ると周辺がよく見渡せる。
車が通るのがちょっと違和感あり

まあまあの街並み

これが市街地に隣接した丘の上の教会


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