ホテル
今回の宿泊はすべて一人部屋を確保できるホテルにしました。この手の旅行で一番費用がかからないのは野宿ですが、テントと自炊を前提にする旅は、バックパック一つの旅では不可能です。次の手段はユースホステルの利用ですが、これは相部屋や多段ベッドでプライバシーがないのでやはり無理。費用はかかりますが、誰にも気兼ねする必要がない一人部屋のホテルは譲れない選択でした。今回はミシュランが推奨するホテルでできるだけ安くしかも個室が確保できるというのが条件で、結果的に一番安かったホテルは一泊40ユーロ、一番高かったのは90ユーロでした。最低価格はレッジオ・エミリアで泊まったホテルで、ウェルカムフルーツがついていて、スリッパもあるという二つ☆ホテル。無論朝飯付き。
レッジオ・エミリアの40ユーロのホテル |
最高価格はジェノヴァで泊まった四つ☆ホテルで、これはもう別格の豪華さでバスローブ付きでした。でもここは、到着したとき予約がないというのでトラブりましたが、調べてもらったら前夜の予約ということで、明らかに自分のミス。二日分払ったのは痛手でしたが仕方ない。
☆の数でいうと3つ☆が一番多かったとおもいますが、アグリツーリズムのホテルのように☆がなくても広々とした室内と設備があり、地産地消の新鮮な材料の美味しい料理が提供されます(朝飯以外は別料金ですが値段はリーズナブル、但し週末しか夕食を提供しない所もあり)。アグリツーリズムのホテルは街中でなく郊外立地が多いので、アクセスしにくいところにあるのはやむをえませんが、チャリなら機動性があるので問題ありません。
ホテルのWifi環境は大抵が無料で提供されていますが、外部のWifi提供業者と連携しているホテルは、アクセスの都度認証が必要とか、PCとiPhoneの両方使いができないなど使い勝手が悪いことが多いです。一番困るのは部屋が3階より上になるとWifiの電波が拾えないとか極端に遅くなるなどすることがあり、やむをえずアンテナに近い1階のロビーでブログの入力作業などをする羽目になります。また、総じていえることですが、Wifiの速度が350kb位が当たり前で、容量の大きなファイルの送受信などかなり時間がかかるか、途中でこけてしまうこともあります。今回の旅で一番速度が速かったのは、クレモナのホテルで、ペントハウスの部屋の中にwifiルーターがおかれていたため2mb位出ましたが、これは超例外。
食事
朝飯はどこのホテルで食べてもクロワッサンとジュース、コーヒーを中心にシリアル、ハム、チーズ、果物、ヨーグルトなどが加わるのがほぼ定番でした。これはどこで食べても当たり外れはほぼなく、確実に栄養補給するためには欠かすことができない食事でした。例外もありましたが大体ホテルの料金に含まれているのがイタリアで、フランスでは別途朝食料金がかかりました。
当初日本で、朝飯の時に出るパンにハムやチーズを挟んでそれを昼食にしようと考えておりました。フランスで1,2回やりましたが、大体1時か2時に目的地に到着するようなスケジュールにしてから、到着地のバールやリストランテで昼飯をとるようにしたため、昼食づくりはやりませんでした。
昼飯はできるだけ食べるようにしていました。昼飯をちゃんと食べたときには、夕食は軽めにスーパーなどでサンドウィッチやピザ、パニーニなどを買ってきて、ビールを飲みながら食べることもよくありました。当然満足度は低いわけですが、10ユーロ以内に収めることが目標です。何しろ、リストランテで食べる夕食に関しては早くても7時半、大体8時過ぎないと客も来ません。ともかく夕暮れは9時近くと日も長いけど、こちらの感覚からすると寝る2,3時間前に肉や魚をがっつり食べるとなると消化できるのかと心配になりますが、ともかくイタリアの人たちはおしゃべりを楽しみながら延々と2時間ぐらいかけて食事をします。一人メシでは到底つきあえるわけもなく、夕食は金額も張りますし、食べるものも出てくるまで結構時間がかかるため、できたものを買ってきて簡単に済ますのは生活リズムからいってもあっているような気がしました。
街歩きなどをしていてちょっと何か食べたいというとき、それも暑いときにはジェラートが最高です。どこの街へ行ってもジェラートを扱う店はあります。カップかコーンを選択し、1種類、2種類、3種類のジェラートを選ぶと2重、3重に積み重ねたり、或いは2分割3分割にして盛ったりとやり方は店によって異なりますが、大体1種類で1から1.5ユーロ、2種類だと2から2.5ユーロぐらいの値段です。味は店によって若干は違いますが、どれも美味しくいただけることは請け合えます。その理由は甘さの加減がいいからかなとと
思ってます。もしうんと甘いと食べたあとに水が飲みたくなるでしょうが、不思議とそういう気になったことがなかったからです。ケーキの類はこんなに甘くしなくてもいいのにという位甘いのですが、コーヒーや紅茶とともに食べるから食べられます。飲み物なしではきついかもしれません。
二段積みのジェラート |
二分割盛りのジェラート |